今朝の八ヶ岳清里の空は曇っている。外気温2度、室温15度、湿度30%。やや寒いので薪ストーブに火を入れる。午前中は読書とフルートを練習で過ごす。
午後、鬱陶しい天気だが庭に出る。デッキの下に根付いた巨大なウドが、先日芽を出してきていたので、一旦土をかけておいたのに、その盛り土を突破して、力強よく若い芽を出してきた。
スイッチの壊れたHITACHIのチェーンソーに妙に愛着を感じて、今日もこれを使おう。刃を研ぎ終わったころ雨が降り出して来た。少し寒いので、つなぎ服の下に毛糸のセーターを着込む。雨と言っても森の中に入ると、ほとんど濡れない。
今日も北側エリアの細い木や、枯れかかった樹木を伐採する。森の中も植物たちの生存競争が続いていて、少しでも多くの光を取りこみ背が高くなろうとしている。成長が遅れ、他の樹木の影になると、光が取り込めないので、枯れてしまうのだ。
そんななかで、自然界の競争に人間の手を入れるというのは、どういうことかなと考えてしまう。井戸の横のハクウンボクが大分大きくなってきて、その横に生えているミヤマザクラとイヌザクラが成長を阻害している。それで、今日はイヌザクラの方を伐採しよう。これが、家のある方にやや傾いているので、そのまま伐採すると、家の屋根にあたってしまう。そうならないように、山側に倒そう。
山側に受け口を刻み、反対側から追い込んでいく。大分行くとチェーンソーが樹木に挟まってくるのが分かる。ということは家側に傾き始めたと言うことだ。完全に挟まると万事休すなので、今のうちに、楔を2本切り口にかませる。そうしておいて、受け口の横の方から、切りこんでいく。上体がほんのわずかブレ出したので、思いっきり山側の方に押すと、ゆっくりと倒れていった。上手く行った。樹木の伐採は狙い通りに行くと、本当にスカッとするものだ。
気温が冷えてきて吐く息は真っ白だ。今日はこれくらいにしておこう。