森の中のいろんなところにギンリョウソウモドキ=アキノギンリョウソウが花を咲かせている。
ギンリョウソウモドキ(銀竜草擬)
学名:Monotropa uniflora
ツツジ科シャクジョウソウ属の多年草。
別名:アキノギンリョウソウ
地下茎から立ち上がってきた花径には、鱗片状の葉が密生している。その先に一個だけ、下向きかげんの横向きの花を付ける。
全体が透明感のある白色をしている。生物の死体(落ち葉、枯れ枝、動物など)を分解する菌類と共生している腐食植物だ。
なんとなく愛嬌のある形だが不気味な雰囲気も漂っている。
春に咲くギンリョウソウは花弁の縁は滑らかだが、ギンリョウソウモドキは細かく咲ける特徴がある。
このギンリョウソウモドキという名前は、どうかなとも思う。たまたま、命名した学者が先に春のギンリョウソウを発見したから「~モドキ」になったのかな、こちらが先なら春の方が「~モドキ」になったかもしれないな。
そういうことを考えていると、アキノギンリョウソウと呼ぶ方が、素直な響きになる。