朝6時30分の外気温は-2℃、少し風がある。
今日から、いよいよ今シーズンのアダージョの森の樹木伐採が始まった。
午前中の成果、少し細い木が多いが、太い丸太はまだ森の中に置いたままになっている。
今日は、西側エリアの樹木を伐採する。伐採樹木にはあらかじめ「青色のテープ」を巻いている。
大泉にお住いのOさんに手伝いに来ていただいて、二人で伐採の作業をする。
伐採木に二段梯子でスリングベルトをかけ、ワイヤを滑車で方向転換してから、ウインチでテンションを張る。
今シーズン最初なので、一つ一つの行程をきっちりと丁寧に行おう。
最初は、細い木で練習してノウハウを思い出していく
切り方(私)は、伐採木に受け口を切り、追い口から切っていく。
ウインチ方(Oさん)はどんどん「漕いで」テンションを緩めない
「バキッ」と木が鳴って、少し傾きかけると、切るのを止めて、
ウインチ方は、木の重みを上手く使いながら、ウインチの力で倒していく。
バサッと倒さずに、ゆっくりとソフトランディングさせるのがコツだ。
樹木の伐採よりも、結構手間がかかる枝の処理に頑張るOさん
午後からは、枝を思いきり伸ばしていた、クリの木を倒す。
最初は北側のシラカバがある方向に倒そうと思って、ワイヤをセットしたが、シラカバの枝を傷めることになるので、その方向は止める。
代わりに、森の中を南側に倒すことにした。近くのリョウブやコナラなどの細い木々を先に伐採する。
薪小屋裏の、二股になった太いコナラも先に倒す。
森の中で、まだ新たな空間が確保されていないときには、「かかり木」状態になるのは、ある意味避けがたいことだ、
できる限り処理しやすい方向にワイヤを張ろう。
ここは傾斜地なので、ワイヤのテンションの方向とは別に谷側に倒れていこうとする重力が掛かり、予期した方向よりも谷川に倒れた。
ところが、これが幸運にも、近くの細い木々の間を上手く潜り抜けて、倒れていった。
全く計算道理にはいかないのが樹木の伐採だ
年輪は、ざっと30以上はある。30年以上、この森を見続けていたクリだったかと、しばし感慨にふけった。
伐採木を40㎝に丸太切りし、細い枝は別に集めるなどして本日の作業は終了した。
今日も、夕暮れの南アルプスの山並みが美しい