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Channel: フルートおじさんの八ヶ岳日記
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フルート二重奏の愉しみ

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今日は、2月6日に降った雪が、まだまだ融けずに残っている森の中まで、bluebellさんご夫婦にお越しいただいた。雪景色が好きだというご夫婦ならではのこと、これはかなわないと敬遠する人もいるほどの雪だ。我が家に到着するまでに、ちょっとしたハプニングもあり、かなりのご奮闘していただいた。

先ずはご一緒に食事をしよう。今回は定番の関西風お好み焼きだ。本来ならご主人にはビールも飲んでいただきたいところだが、車の運転があるので、私も我慢我慢。

食後はしばし、お二人の都会生活などの話を聞く。お二人から、色んなお土産をいただいた。残念ながら写真を撮り忘れたが、信州の郷土料理の豆と練り物、麩の煮物が美味しい。私には、可愛い鳩の形をしたバレンタイン・チョコをいただいた。

陶芸をされているご主人が、陶芸で作った可愛い下駄を持ってきてくれた。なかなか精巧なものだ。

しばし談笑した後、私とbluebellさんの二重奏が始まった。まずは、「パッヘルベルのカノン」、16分音符のパッセージは、ブレスの箇所を一致させて、演奏している者だけではなくて、聴いている人も曲の流れがつかめるように演奏しましょう、とのこと。なるほど、私など、早いパッセージの運指にばかり気が行ってしまっているのとは、違うものだ。一応、最後まで演奏する。どうも私の高音のファ♯が引きつった甲高い音になるので、もう少し息の量を少なくして奇麗な音を出すようにと指導していただいた。今日一度では無理なので、今後も引き続き練習していきましょうということになった。

続いて、「アメイジング・グレース」、これは何とか二重奏らしくなったか。「亡き王女のためのパヴァーヌ」、これはOhimajiさんとやった時には、なかなかうまく合わなかったのだが、bluebellさんからもっとゆっくり演奏しましょうと言われてやってみると、成程、かなり上手く二重奏ができた。最後に「G線上のアリア」、これも、それなりに合わすことができた。吹いていて雰囲気が良かったので、この曲が二重奏としては一番良かったようだ。

少し退屈になったチョロさんが、私たちの足元を徘徊して、「そろそろ相手してくれよ」とねだっているようだ。

フルートの二重奏をしている間にご主人は水彩道具を持って寒い庭に出ていた。お茶にしましょうと声をかけると、雪が残る森の風景を淡いタッチで描きあげていた。う〜ん、凄い出来栄えである。

その後も楽しい談笑が続いたが、あっという間に夕暮れが迫ってきた。お二人は、明日早く都会に戻らなければならないので、またお会いする日を楽しみにお別れすることになった。


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