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Channel: フルートおじさんの八ヶ岳日記
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ストーブの試運転

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今日は、どうも布団離れが悪るかった。この秋一番の冷え込みになったようだ、ガスストーブの試運転をしよう。

午前中は、ゆっくりレコードを聴く。先ずは、このところ聴いているベートーヴェンピアノ協奏曲第4番。グレン・グールドのピアノ、レナード・バーンスタイン指揮、ニューヨークフィル。昔は、ピアノ協奏曲第5番ばかりを聴いていたが、少しおおげさすぎるのが気になる。その点この4番の方が心を和ませてくれる感じだ。

次は、何を聴こうか、古いレコードを引っ張り出して物色する。久しぶりに、ベートーヴェンの弦楽四重奏を聴こう。となると、やはり第16番ヘ長調かな。スメタナ四重奏団。私も、ようやくベートーヴェンの枯淡の味わいが聴ける年になってきたようだ。聴いていて胸が躍るというような曲ではないが、なんとなくなじんできた気がする。

次は、シューベルト交響曲第8番ハ長調「グレイト」。シューベルトの若々しさ、生命力溢れる楽しい交響曲だ。ジョージセル・クリーブランド管弦楽団。レコードを聴いていると、午前中は過ぎてしまった。

昼からは、久しぶりに図書館へ行く。通りかかりに近くの大学の通学路を見てみると、桜の紅葉が美しくなってきていた。

図書館は相変らず、受験生と初老の男性が多い。小説・エッセイの本棚をゆっくり見る。本の表題や装丁を見ていると読みたい気持ちを上手く惹き起すものだ。こんなことが平日の昼間にできるとは有難いものだ。時間に余裕がある=暇ということか。結局、本は眺め、手にとって走り読みしただけ、バッハのCDを借りて帰ってきた。

その後フルートの練習だ。今日も、ロングトーンをゆっくりやる。高音が詰まった感じなのが気になる。基礎練習は昨日と同じだが、今日は、力がよく抜けている。私の癖で、右手の親指と小指に力が入ってしまうのだが、今日はそれがあまりない。アルテ21課NO1、NO2ともGとAのトリルが乱れる。力が入りすぎているようだ。呼吸を整えて何度もやり直す。

続いて曲に移る。まずは、「名曲31選」から「シチリアーノ」、濁った音を出さないよう、唇はできる限り柔らかくする。その後「ユーモレスク」「トロイメライ」「アルルの女」「ポロネーズ」〜「パディヌリ」をざっと流す。「ポロネーズ」はなんとかなってきたか。「パディヌリ」は、慌て過ぎてまだまだ駄目だ。不思議なほど肩、腕、指の力が抜けているのがいい。力が抜けると、長く吹いていても疲れない。

その後は、「ベスト100」から「ある愛の詩」「グリーンスリーブズ」「コンドルは飛んでいく」「フランスの古い歌」「星に願いを」「慕情」「見上げてごらん夜の星を」「魅惑のワルツ」などをざっと吹く。26日の小演奏では、これらと「愛唱歌」から懐かしい歌を吹くことにしよう。もちろん自信があるわけではないが、度胸試しということで、演奏する場を与えてくれたことに感謝しよう。


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