その昔、秋の初め北アルプスに登った時、ナナカマドの紅葉と赤い実の美しさに感動したことがある。
その時に覚えたのが、「ナナカマドは大変燃えにくく、7度竃(かまど)に入れても燃えない」ことから名づけられた、の言葉だった。
本当にそうなのかどうか、燃やしてみたことがないのでわからないが、昔の柴を燃料に使っていた時代の苦労が偲ばれる。
アダージョの森の周辺に、ナナカマドが植えられている。今年も沢山の赤い実が実った。
落葉してからも、赤い実が枝に残るのが印象的だ。鳥は「保存食」としてとって置いているのだろうか。(2014年1月 雪の八ヶ岳を背景にして)
学名:Sorbus commixta
分類:バラ科ナナカマド属