いい天気だが雲が多いので山々は見えない。外気温マイナス11度、室温11度、湿度15%。
今日は、八ヶ岳の反対側から、TMTMさんご夫婦とhimajiさんご夫婦にお越しいただいた。冬枯れの雪深い里山にはもちろん何もあろうはずはない。あるのは自然だけだ。それで、申し訳ないが、到着早々、小さな雪中登山をしていただくことになった。
雪の中をゆっくりと歩く。いい天気なので森の中はひときわ明るい。「最高峰」で一服する。庭に降りてきて、今度は、北の方までを歩いて、「せせらぎ」に沿って戻ってきた。身体が、すこしほぐれたところで家に入る。
私とhimajiさんは、フルートの練習を始める。他の方は、お好み焼きを焼いていただくことにした。30分ほど吹くと、「焼けましたよ」の声がかかったので練習を止める。
お好み焼きの旨そうな香りが漂うテーブルに、一同揃ったところで「乾杯!」だ。身体を動かした後なので、皆さん、文句なしに「美味しい!」と言ってくれた。なんといっても、お腹も減り、喉も乾いているので、何を食べても美味しいという状態になっているのがいい。(作戦成功!と小さくつぶやく)
食べながら、夫婦が仲よくする二つの「3カ条」をTMTMさんご夫婦から教わった。
一つは 「勝たない」「勝てない」「勝ちたくない」
もう一つは 「そうだね」「分かるよ」「その通り」
成程、これはいい。私たちも、これを壁に貼って、毎日唱えるとしよう。
話は、庭づくりの話、himajiさんのペンション開業物語、春からの畑作業の話など、次から次へと笑いの絶えない楽しい時が続く。
その後、お好み焼き教室となる。各人に自分で焼いてもらうのだ。どうすれば、ふっくらとしたお好み焼きになるか、ひっくり返すときはどうするか、など。もちろん、「男子厨房に入る」の精神で男性陣も自分で焼くのだ。どうも手元が不安定な人もいたが、最後には、美味しく焼き上がるのがお好み焼きのいいところだ。焼きあげたお好み焼きは、お土産となる。
その後は、アフターランチ・コンサートで寛いでもらおう。少しいいように云い過ぎのようだ。himajiさんとは「虹の彼方に」「大きな古時計」「見上げてごらん夜の星を」「主よ、人の望みの喜びを」の4曲を二重奏した。なにしろ練習時間が少なかったので、演奏内容は我慢してもらおう。その後、「アンコール!」のお声が上がったので、各々ソロ演奏をする。私は、今日も「妖精の踊り」、himajiさんはフォーレの「シチリアーノ」を演奏する。これは、各々やってきているので落ち着いて演奏することができた。
最後にhimajiさん夫人手製の「ヨーグルトケーキ」をいただく。レモンのほのかな香りが爽やかだった。
まだまだ話は一杯あるのだが、夕暮れが近づいてきたのでお開きとなった。
TMTMさんからは、作業台作りの詳細な図面(材料や2×4材のカットの仕方)
himajiさんから、バッハBWV1039「トリオソナタ」のフルートパート楽譜と頂く。
次の活動課題が渡されたので、これから忙しくなりそうだ。
みなさんとはまたお会いすることを約束して、お別れとなった。