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Channel: フルートおじさんの八ヶ岳日記
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ラ・シルフィード(Maryroseさん宅)訪問

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今日はいい天気になった。南アルプスや八ヶ岳には薄く雲がかかっていてぼやけている。外気温マイナス14度、室温10度、湿度15%。
その後いい天気になってきたので散歩に出る。今日も南アルプスや八ヶ岳が青空を背景に堂々とそびえていた。

昼からは、射しこんでくる太陽光でポカポカとなった部屋でフルート練習をする。いつも通りの基礎練習メニューをやった後、アルテ21課トリルの練習曲NO2をやる。その後、himajiさんから頂いたバッハ・トリオソナタ(BWV1039)のフルート1の第1楽章をざっと吹いてみる。なんとか吹き通すことができてホッとした。

夕方からは、昨年の秋に竣工したMaryroseさん宅を訪問させていただいた。今日はご主人も八ヶ岳に来られている。約束の時間にお伺いすると「お待ちしていました」と明るい声で、ご夫婦が玄関先に出てこられた。先ずは、庭に案内していただく。やや南に傾斜した広い庭の真ん中には、シンボルツリーの巨大なケヤキが聳えている。

南北の道に沿って、藁にくるまれた薔薇が並んでいた。お話を聞くと、庭には、びっしりと雑木が生えていたが、それらをかなり伐採したとのこと。南側が大きく開け、お隣の家々も、すっかり明るくなったとのこと。

庭を見せていただいた後、家の中に案内していただく。Maryroseさん宅は、この春から「ラ・シルフィード」(=風の精)というアンティークショップを開かれることになっていて、今は、開業に向けた準備作業が急ピッチで進められている。室内は白を基調にして明るく、お洒落で美しい。

銀食器をはじめとしてアンティークの品々が、センスよく飾られている。西側にはワインレッドの薪ストーブが赤々と燃えていた。建物全体がOMソーラーシステムによる蓄熱方式によって、冬でも常時15度の室温が保たれるという。南側のガラス戸の向こうには、暮れなずむ南アルプスを望むことができる。

ダイニングテーブルには、既にお料理が用意されていて、早速「乾杯!」となった。アンティークショップの開設は、かねてからのmaryroseさんの夢だったそうで、それを全面的に賛同されたご主人から、数年間にわたる土地探しの苦労話などをお聞きした。Maryroseさんからは、バラ作りに没頭していった歴史を聞かせていただいた。私は酔いが回る前に、自己紹介代わりにフルートを演奏させていただく。暖かいソフトな味のシチュー、銀食器に盛られたペンネクリームソース仕立て、鰹のたたきなど、美味しい料理に舌鼓を打つ。

 

話はいつしかご主人の趣味の話になり、お聞きすると将棋の腕前は、社会人団体戦に出場されていたという、実力者だ。私も下手ながら将棋は好きなので、負けることは覚悟でお手合わせをお願いした。私たちの傍には、寒がりの「ミッシェル」ちゃんがやってきて、何やら甘えている。

 

楽しい語らいはまだまだ続けたかったが、お暇する時間がやってきた。外に出ると、冷気で冴えわたっていた空に、満天の星が輝いていた。


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