今朝は晴れて、いい天気だ。外気温マイナス18度、室温10度、湿度14%と厳しい冷え込みだ。庭やあたりの雪もほとんど融けないで残っている。
先ずは温水ルームヒーターのスイッチを入れてから、お湯を沸かしてコーヒーを淹れる。コーヒーを啜りながら、今日もベートーヴェンの弦楽四重奏第7番を流す。薪ストーブの余分な灰を掻きだして、窓ガラスを磨き、火を入れる。部屋が暖まったところで朝食にしよう。
今日は出かけることもないのでゆったりとした時間が流れる。朝のうちはフルートの練習だ。
昼過ぎに、窓の外に、ちらっと犬の影が見えた。最近、リードを離された飼犬がやってくることがあるので、いつもの犬かなと思っていると首輪がなく、なんとなく雰囲気が違う。
よく見ると狐のようだ。
雪の庭にやってきて何か食べ物でも探しているのだろうか。ゆっくりと臭いをかいでいる。
ひとしきり臭いをかぎまわった後、大きな尻尾を立てて、ゆっくりと山の方へ帰って行った。これまで、夜、道路を車で走っていると出会ったことがあるが、昼間に我が家を訪ねてくれたのは初めてだ。
庭を散歩した後、雪の積もっていないところに落ちている薪ストーブ用柴を集めた。これをやっておくと、焚きつけが楽になって助かる。
部屋に戻ってゆっくりしていると、妻は、夕食用のパンを作り始める。パンを焼きながら、夕食は「青の洞窟」のレトルトを使って狩人風の「カチャトーラ」を作り。
鶏肉を炒めたあと、レトルトソースをかけるだけで出来上がりだ。
素焼きの丸パンは、焼き立てのホカホカ、もっちりしていてなかなか美味しいではないか。
自宅の夕食ではアルコールを飲まなくなったので、つい、5個も食べてしまった。