7月に入ると、Tomorrow Gardenの中央に、キキョウが咲き始める。
秋の七草のひとつだが、7月に咲き始める。次第に蕾が膨らんできて、ある日「ポン」と音がするかのような開き方をして咲く。
雄しべが花粉を出すときは雌しべの柱頭が蓋をしてそれを拒み、雄しべの花粉がなくなると、今度は雌しべの柱頭が開く。
こうして、自家受粉を避けて、強くなる遺伝子を残そうという仕組みだ。
キキョウの深い青~紫の色のキリットした色合いの陰に、こんな種保存の複雑な仕組みがあるなんて、植物は不思議なものだ。
キキョウが咲くと桔梗紋で知られた明智光秀のことが思い出される。
時の政治に翻弄された、余りに純粋で生き急いだ武将