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Channel: フルートおじさんの八ヶ岳日記
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炉辺の宴

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今朝の外気温マイナス3度、室温13度、湿度26%。霜は降りていない。いつも通り、先ずは薪ストーブのガラスを磨き、火を入れよう。それからゆっくりとコーヒーを飲む。久しぶりにモーツァルトの「フルート四重奏曲」を聴く。その明るさ、爽やかさ、やはりモーツァルトはいい。

ストーブの上で、昨夜作っておいた「おでん」を温める。「おでん」は、一度冷ましたのを煮ると、美味しさが滲みわたるのだ。

昼からは、明野のフルート教室へ行く。今日は、26日の「清里落語高座」の前座で演奏するフルート曲の特訓だ。「FLUTE best100」から「ある愛の詩」「グリーンスリーブス」「故郷の人々」「春の日の花と輝く」「見上げてごらん夜の星を」の演奏上のポイントを指導していただいた。単にフルートを吹くだけではなく、一応は「聴いていただける」様に、するためには、どういった点に気をつける必要があるか。これが言うは易さしいものの、演奏は難しい。テンポ、クレッシェンド・デクレッシェンド、ブレスの位置、音の響かせ方など。旋律の出だしの音をはっきりさせる。曲の最後のリタルランドのかけ方など、なるほど成程。自分ではやっているつもりでも、そうは鳴っていないということがよくわかった。

レッスンが終わり、清里に帰ってくる頃から空が曇ってきてきて雨が降り出して来た。

今日は、夕方からKさんN子さんと、夕食をご一緒することになっている。私はというと、「おでん」を温めなおpして「宴会」の準備をする。

時間があったので、「横内製麺」の焼きそばを作っておこう。お二人とも仕事が終わってすぐに、やってきてくれた。

早速「カンパイ!」となる。酒を飲まないN子さんは、自前のお茶で乾杯だ。Kさん手製の肉厚の焼き立てサンドイッチ画美味しい。

その後、琉球泡盛「おもと」(6年物の古酒とある)をロックで飲む。さすが古酒、まったりととろける舌触りだ。これが43度もあるつわものなんであっという間に酔いが回ってくる。

「おでん」の話に花が咲く。昔、東京には「おでん」のネタを打っている店が多かったそうだ。そのネタを子どもは親と一緒に買いに行って好きなネタを籠に入れるのが楽しみだったとか。魚の実たっぷりの練り物が美味しかったそうだ。関西では当たり前になっている「スジ肉」やクジラのコロは関東では入れないそうだ。ついでに、関東では、焼きそばにマヨネーズは付けないとか。

N子さんに薪ストーブに火を入れてもらって、楽しい炉辺の宴となった。

その後、「シクラメン」の話になる。サクラソウ科の花だとは知らなかった。昔は、早春の花だったものが、布施明の「シクラメンのかほり」がヒットしたころから、年末を彩る花になったとこのと。クリスマスローズの交配の話などかなり専門的な話になった。このあたりになるとさすがプロの方たちなので、学名が飛び交ってくる。

その後、N子さんが最近やり始めたリコーダーを取り出してきて、演奏してくれた。わずか、2週間ほどの間に、びっくりするほど、上手くなっている。タンギングや2オクターブの運指ができるようになっていた。毎日熱心練習しているのがうかがわれる。

いつもは豪快に飲み続けるKさんが、今日は「43度の泡盛」に酔いが回って、ウトウトしだしたので、久しぶりの「再会宴会」もお開きとなった。


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