夏の花の主役は何といってもヤマユリだ
ヤマユリ(山百合)
ユリ科 ユリ属
学名:Lilium auratum
大きく迫力のある花、辺り一帯に濃厚な甘い香りが漂う。立ち姿が豪華で華麗だ。
野性味たっぷりの赤い斑点
思わぬところに咲いている。
発芽から開花までには少なくとも5年以上かかるといわれている。
花が重くてほとんど倒れてしまっている個体
森の中にも点々と咲いている。
1873年のウィーン万博で日本の他のユリと共に紹介され、ヨーロッパで注目を浴びる。それ以来、ユリの球根は大正時代まで主要な輸出品のひとつであった。
西洋では日本のヤマユリを母種として、様々なユリの改良品種が生まれた。園芸的に重要なユリの原種となっている。ヤマユリを交配して、豪華な花を咲かせる園芸品種の系統、オリエンタル・ハイブリッドがつくられている。