暑かった今年の夏もようやく終わりをつげ、秋に入りかかってきた。この時期に目立つのがアオハダの実で、少しずつ赤くなり始めた。
アオハダは、雌雄異株なので、実が成るのは雌木だけである。
ところが、雄木はいたるところにあるのだが、雌木がなかなか出てこない。というか、ある一定の大きさまで育たなければ、実が付かないし、しかも日当たりがいいという条件が必要だ。
そんなこともあり、アダージョの森をめぐって、アオハダの雌木を探すのが楽しみになっている。
最初に見つけたアオハダは、南側ヤマザクラ下にあった。これを見つけたときは嬉しかった。
アオハダ雌木 1本目 南側ヤマザクラの下
アオハダの幹はに灰褐色なのだが、樹皮は薄く、皮を向けば内部が緑色をしているためアオハダと名付けられた。
次に、それまで小さかったのでわからなかったが、ある程度大きくなって、紅い実をつけているのを発見した。
アオハダ雌木2本目 ガーデンハウス横
その次に見つけたのは、進入路に赤い実が落ちているので、これはひょっとするとと思って、上を見ると、赤い実をつけるアオハダを確認した。
今では、道を覆うほどに木が成長している
アオハダ雌木3本目
4本目は、なかなか見つからなかったが、これもたまたまアオハダの木を眺めていて、発見したものである。
アオハダ雌木 4本目 井戸横
そして、今年は、アオハダの雌木を立て続けに2本見つけることができた。
アオハダ雌木5本目 2018年8月確認 これは、3本目のすぐそば、リョウブの木に隠れるように生えていた。てっきり雄木と思っていたが、今年初めて実をつけた。
アオハダ雌木 6本目 2018年8月確認 これは、ササバギンランの映える南側の森の中、やや暗いところで偶然確認したものだ。
アダージョの森の中には、鳥が播いた実からアオハダが沢山育ってきているので、これからもまだまだ、出てくるのを楽しみにしている。
アオハダ(青膚、青肌 )
学名:Ilex macropoda
モチノキ科モチノキ属の落葉高木
高さは8mほどにまで育つ。5-6月に緑白色の花を咲かせ、9-11月に直径7mmほどの赤い果実を付ける。