実に有用な木である。葉には芳香があり、殺菌作用があるため食材を包んで、朴葉寿司、朴葉寿司などに使われる。
また、比較的火に強いため味噌などをのせて焼く、朴葉焼きとしても使われる。葉が大きいので古くから食器代わりに食物を盛るのに用いられてきた。
材は堅いので下駄の歯などにも使われてきた。
モクレンの仲間なので、モクレンと同じような花が咲く。ところが、木の一番上に咲くので、下から見ても見えない。少し離れてみると、木の上の方に咲いているのが分かる。
残念ながら紅葉は全く駄目である。ただ単に枯れていくだけである。落葉するとあたり一面ホウノキの葉で覆われる。
学名:Magnolia obovata
分類:モクレン科モクレン属