北アルプス登山の想い出 ナナカマド
その昔、秋の初め北アルプスに登った時、ナナカマドの紅葉と赤い実の美しさに感動したことがある。 その時に覚えたのが、「ナナカマドは大変燃えにくく、7度竃(かまど)に入れても燃えない」ことから名づけられた、の言葉だった。本当にそうなのかどうか、燃やしてみたことがないのでわからないが、昔の柴を燃料に使っていた時代の苦労が偲ばれる。...
View Article貴重な雌木はなかなか見つからなかった アオハダ
外皮を爪などで引っ掻くと中が緑色をしていることからこの名がついた。アダージョの森にはアオハダが多いのだが、どういう訳か実が成らない。そんなはずはなかろうと、目を凝らしていアオハダを見上げる日々が続いた。その甲斐あって、やっと赤い実が成っているアオハダを見つけたときは嬉しかった。...
View Article森の中のイヤリング ツリバナ
アダージョの森で最も魅力的でかわいらしい樹木である。花も実もイヤリングのようにブラ下がることから名づけられたのであろう。 最初は緑色の果実がだんだん赤褐色に変わってくる。それがある日パカッと割れて、朱色の仮種皮に包まれた種子が5個ぶら下がるのが面白い。 紅葉は赤ではなく、ピンクに近い薄い赤となるのもいい。 学名:Euonymus oxyphyllus分類:ニシキギ科 ニシキギ属
View Article手折るとかぐわしい香りがする クロモジ
春先には可愛い黄色い花が咲く。葉の付き方も面白い。 枝を折ると何とも言えないかぐわしい香りがする。そのため、枝を高級楊枝の材料とし、楊枝自体も黒文字と呼ばている。緑色の枝に、黒い模様が入っていることから、クロモジと呼ばれるようになった。アダージョの森の道にクロモジが一面に生えている。夏の間は薄暗いが、秋になると黄葉して、灯りがともったように明るくなる。 学名:Lindera...
View Article有用な木だが、紅葉はイマイチだ ホウノキ
実に有用な木である。葉には芳香があり、殺菌作用があるため食材を包んで、朴葉寿司、朴葉寿司などに使われる。 また、比較的火に強いため味噌などをのせて焼く、朴葉焼きとしても使われる。葉が大きいので古くから食器代わりに食物を盛るのに用いられてきた。 材は堅いので下駄の歯などにも使われてきた。...
View Article文字通り錦になる木 ニシキギ
ニシキギは、春から夏にかけては全く普通の樹木で目立たない。初夏に緑色で小さな四弁の花が多数つく。枝に風変わりなコルク質の翼ができるのが特徴だ。 そんな平凡な木だが、秋になると俄然存在感が出てくる。名前の通り、錦となって鮮やかに色づくのだ。 あまり大きくならないが、コマユミともにアダージョの森の紅葉にはなくてはならない木である。 学名:Euonymus alatus分類:ニシキギ科ニシキギ属
View Article葉が深く切れ込む エンコウカエデ
アダージョの森に大木があり、そこから毎年沢山の種が散らばって、森の中に小さな苗木が育っている。葉が深く切れ込むカエデである。 秋には黄色く黄葉するが、中には柿色に色づく木もある。イタヤカエデ の変種で、イタヤカエデと同じように葉の縁に鋸状のギザギザがない。 名前の由来は葉の形が猿の手に似ていることから名づけられたとか。 学名:Acer mono var. marmoratum分類:カエデ科カエデ属
View Article天に向かって真っすぐに伸びる カラマツ
日本の針葉樹の中で、カラマツはただ一つの落葉性の高木である。日本の固有種だ。根づきやすく成長が速いことから戦後大規模な植林が行わ れ、長野県や山梨県では特に広く造林された。材は硬く丈夫であるが、螺旋状に繊維が育つため乾燥後に割れや狂いが出やすく、板材としては...
View Article里山暮らしに喜びを添える クリ
5月から6月にかけてクリーム色をした穂状の花を咲かせる(雄花)雌花はあまり目立たない。香りが強く、よく昆虫が集まる。 夏ごろから栗の実が育ってくる。栽培用ではないので実は小さい。ところが甘いのだ。熟して来ると自然に枝から落ちる。それを拾って栗ご飯にして食べる。山里暮らしの喜びの一つだ。 クリの紅葉は、茶色に染まる。美しく紅葉するとは言えないものの、雑木林を彩るのに一役買っている。 学名:...
View Article秋の最後を飾り紅葉する コナラ
薪ストーブの原木としてもっとも人気のある木でる。江戸時代などの台所の燃料だった。 コナラの良いところは、伐採してもすぐに 横から新芽が吹いてきて、20年もすると薪材としてまた使えることだ。 秋には、コナラの周りに驚くほどのドングリが落ちている。そのドングリから、翌年小さな芽が出てくるのが愛らしい。...
View Article紅葉番外編 ヤドリギ
しばらく続けてきた「2014アダージョの森の紅葉シリーズ」もこのあたりで、置いておくことにする。 葉がついている間はほとんどわからなかったが、葉が落ちたクマシデの枝に真ん丸い緑色をした塊がある。ヤドリギだ。 黄色い実が成っている。果肉に粘り気があって、鳥の嘴についたり、糞と一緒に出ても、粘り気がなくならないので木の枝に付着する。...
View Article雪を纏った赤岳
日本列島に真冬並みの寒波が押し寄せてきた。例年ならクリスマスのころから本格的な寒さが訪れるが、今年は12月の初めからきびしい寒さだ。 大阪に選挙やら何やらの用事があり、しばらく戻っていたが、八ヶ岳に帰ってくると、あたりはすっかり冬景色に変わっていた。 と言っても、日本海側とは違って八ヶ岳南麓は、雪は積もっていない。乾いた冷たい風が吹いているだけである。 冬枯れの庭。...
View Article今冬シーズン初めての雪となった
朝7時の外気温はマイナス2℃。ほどなく細かい雪が降り始めた。 少し水っぽい雪だが、昼過ぎには、7、8センチほど積もったであろうか。あたりは一面の雪景色となった。 今日は、「チャミタクハウス」で、21日の発表会で演奏する曲のピアノ合わせがある。...
View Article雪景色を見ながら過ごす
今朝はいい天気になった。徐々に曙色に空が染まってきた。 朝7時の気温はマイナス5度と冷え込んでいる。 その後も気温はほとんど上がらなかった。昼からは、日差しも出てきて明るくなってきた。 清里の道路状況をチェックすると、どうもがちがちに凍っているようだ。それなら、無理に出かけることもないので、終日家の中でいることにした。 運動不足になるといけないので、you...
View Article雪道ウォーキング
今朝もいい天気になった。7時の気温は、マイナス7℃。その後も、あまり上がらず最高気温はマイナス2℃どまりだった。 家の中にいても運動不足になるので、いつものウォーキングに出る。 庭は一面の雪だ。 いつもなら南アルプスが眼前に広がるところだが、今日は雲の中だ。 しばらく行くと由緒のある日吉神社に出る。 村の道の雪はすっかり融けている。 アダージョの森に戻ってきた。...
View Article朝焼けの八ヶ岳
今朝は、雲一つない青空になった。その分、ぐっと冷え込んで、朝6時30分の外気温はマイナス9℃だ。 7時前になると、山々が朝焼けに輝きだしてきた。 南アルプスは夜明け前の静けさを漂わせている。 八ヶ岳は明るい朱色に輝いている。 午後から、ウォーキングに出る。八ヶ岳はすっかり表情を変え、なんとなく若やいだ感じだ。 強い日差しで雪は少し融けてきたが、あたりの畑はまだまだ雪景色だ。
View Article八ヶ岳歩こう会の皆さんがやってきた
清里地区においては、三社まいりといって雨乞いを八ヶ岳権現社に、晴天を日吉神社に、暴風雨よけを風の三郎社にそれぞれ部落の代表が毎日当番で持参していたという歴史がある。 今日はそのコースを「八ヶ岳歩こう会」の皆さんが、ハイキングにやって来た。アダージョの森は、「雨乞い」をお祈りする、八ヶ岳権現神社(「五幹の松」と名付けられ大きな赤松の根元に祠がある)と「晴天」をお祈りする日吉神社の間にある。...
View Articleフルート教室のクリスマス会
今日は拙宅で私が習っている鈴木フルート教室のクリスマス会があった。 題して「ちゃみたくハウスのムジーク・シューレ おとなのクリスマス会」。 第1部は発表会だ。 まずフルート三重奏で「アロハオエ」「魅惑のワルツ」「一週間」「故郷」続いて二重奏は「旅愁」「モーツァルトの子守歌」「翼をください」 その後、メインのソロ演奏だ。...
View Article輝く山々
今朝は、空が赤く色づいて不思議な感じだった。 庭の雪もほとんど融けてしまった。年末・年始を大阪で過ごすことになり、アダージョの森を後にする。 牧場通りから見た八ヶ岳。 八ヶ岳高原大橋からみた八ヶ岳は大きく広がっている。 反対側には南アルプスも大きく迫ってくる。 橋の向こうには富士が悠然と佇んでいた。 中央高速諏訪SAで昼食を取る。 こちらから見た八ヶ岳は横に美しく連なっている。...
View Articleご近所忘年会2014
今日は、ご近所の方々との忘年会だ。いつものIさん宅に午後4時半、4家族8人が揃った。 料理はそれぞれ持ち寄りで、気楽に且つリーズナブルに行おうということになった。 ずらっと料理が並んだところで、恒例のMさんから、2014年1年を振り返っての挨拶があった。 何はともあれ、来年も健康で元気に楽しくやりましょうということで、乾杯!だ。...
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