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Channel: フルートおじさんの八ヶ岳日記
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北アルプス登山の想い出 ナナカマド

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 その昔、秋の初め北アルプスに登った時、ナナカマドの紅葉と赤い実の美しさに感動したことがある。

その時に覚えたのが、「ナナカマドは大変燃えにくく、7度竃(かまど)に入れても燃えない」ことから名づけられた、の言葉だった。
本当にそうなのかどうか、燃やしてみたことがないのでわからないが、昔の柴を燃料に使っていた時代の苦労が偲ばれる。

 アダージョの森の周辺に、ナナカマドが植えられている。今年も沢山の赤い実が実った。

落葉してからも、赤い実が枝に残るのが印象的だ。鳥は「保存食」としてとって置いているのだろうか。(2014年1月 雪の八ヶ岳を背景にして)

学名:Sorbus commixta
分類:バラ科ナナカマド属


貴重な雌木はなかなか見つからなかった アオハダ

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外皮を爪などで引っ掻くと中が緑色をしていることからこの名がついた。アダージョの森にはアオハダが多いのだが、どういう訳か実が成らない。そんなはずはなかろうと、目を凝らしていアオハダを見上げる日々が続いた。その甲斐あって、やっと赤い実が成っているアオハダを見つけたときは嬉しかった。

アオハダは雌雄異株なので、雌木にしか実はならない。しかも雌木の発生率は雄木の発生率より格段に低いと言われている。庭木に植えたらいつまでも実が成らないので、植木屋さんに問い合わせると雄木、だということが分かり泣く泣く我慢したという話がよくある。

秋には黄葉する。初夏に淡い緑色の花が咲くが、小さく目立たない。

学名:Ilex macropoda
科名:モチノキ科 モチノキ属

森の中のイヤリング ツリバナ

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 アダージョの森で最も魅力的でかわいらしい樹木である。花も実もイヤリングのようにブラ下がることから名づけられたのであろう。

最初は緑色の果実がだんだん赤褐色に変わってくる。それがある日パカッと割れて、朱色の仮種皮に包まれた種子が5個ぶら下がるのが面白い。

紅葉は赤ではなく、ピンクに近い薄い赤となるのもいい。

学名:Euonymus oxyphyllus
分類:ニシキギ科 ニシキギ属

手折るとかぐわしい香りがする クロモジ

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 春先には可愛い黄色い花が咲く。葉の付き方も面白い。

枝を折ると何とも言えないかぐわしい香りがする。そのため、枝を高級楊枝の材料とし、楊枝自体も黒文字と呼ばている。緑色の枝に、黒い模様が入っていることから、クロモジと呼ばれるようになった。
アダージョの森の道にクロモジが一面に生えている。夏の間は薄暗いが、秋になると黄葉して、灯りがともったように明るくなる。


学名:Lindera umbellata
分類:クスノキ科クロモジ属。

有用な木だが、紅葉はイマイチだ ホウノキ

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 実に有用な木である。葉には芳香があり、殺菌作用があるため食材を包んで、朴葉寿司、朴葉寿司などに使われる。

また、比較的火に強いため味噌などをのせて焼く、朴葉焼きとしても使われる。葉が大きいので古くから食器代わりに食物を盛るのに用いられてきた。

材は堅いので下駄の歯などにも使われてきた。

モクレンの仲間なので、モクレンと同じような花が咲く。ところが、木の一番上に咲くので、下から見ても見えない。少し離れてみると、木の上の方に咲いているのが分かる。

残念ながら紅葉は全く駄目である。ただ単に枯れていくだけである。落葉するとあたり一面ホウノキの葉で覆われる。

学名:Magnolia obovata
分類:モクレン科モクレン属

文字通り錦になる木 ニシキギ

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 ニシキギは、春から夏にかけては全く普通の樹木で目立たない。初夏に緑色で小さな四弁の花が多数つく。枝に風変わりなコルク質の翼ができるのが特徴だ。

 そんな平凡な木だが、秋になると俄然存在感が出てくる。名前の通り、錦となって鮮やかに色づくのだ。

あまり大きくならないが、コマユミともにアダージョの森の紅葉にはなくてはならない木である。

学名:Euonymus alatus
分類:ニシキギ科ニシキギ属

葉が深く切れ込む エンコウカエデ

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アダージョの森に大木があり、そこから毎年沢山の種が散らばって、森の中に小さな苗木が育っている。葉が深く切れ込むカエデである。

秋には黄色く黄葉するが、中には柿色に色づく木もある。イタヤカエデ の変種で、イタヤカエデと同じように葉の縁に鋸状のギザギザがない。

名前の由来は葉の形が猿の手に似ていることから名づけられたとか。

学名:Acer mono var. marmoratum
分類:カエデ科カエデ属

天に向かって真っすぐに伸びる カラマツ

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日本の針葉樹の中で、カラマツはただ一つの落葉性の高木である。日本の固有種だ。根づきやすく成長が速いことから戦後大規模な植林が行わ
れ、長野県や山梨県では特に広く造林された。材は硬く丈夫であるが、螺旋状に繊維が育つため乾燥後に割れや狂いが出やすく、板材としては
使いにくい材料である。
その後、木材加工技術が発達し、現在では構造用合板などに加工され、木造建築で幅広く用いられている。尾瀬の木道は落葉松材でできている。
新葉が唐絵の松に似ていることから「唐松」と名付けられた。

秋の黄葉は素晴らしく、葉が散っていくさまも美しい。近くに車を置いておくと、カラマツの葉が一面に積もってしまう。

写真はアダージョの森北側のカラマツ林。

学名:Larix leptolepis
分類:マツ科カラマツ属


里山暮らしに喜びを添える クリ

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5月から6月にかけてクリーム色をした穂状の花を咲かせる(雄花)雌花はあまり目立たない。香りが強く、よく昆虫が集まる。

夏ごろから栗の実が育ってくる。栽培用ではないので実は小さい。ところが甘いのだ。熟して来ると自然に枝から落ちる。
それを拾って栗ご飯にして食べる。山里暮らしの喜びの一つだ。

クリの紅葉は、茶色に染まる。美しく紅葉するとは言えないものの、雑木林を彩るのに一役買っている。

学名: Castanea crenata
分類:ブナ科クリ属

秋の最後を飾り紅葉する コナラ

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 薪ストーブの原木としてもっとも人気のある木でる。江戸時代などの台所の燃料だった。

コナラの良いところは、伐採してもすぐに 横から新芽が吹いてきて、20年もすると薪材としてまた使えることだ。

秋には、コナラの周りに驚くほどのドングリが落ちている。そのドングリから、翌年小さな芽が出てくるのが愛らしい。

アダージョの森の紅葉の最後を飾ってコナラは紅葉する。普通は柿色だが、木によっては赤に近い色合いに染まる。しばらく経つと、ハラハラと落葉していく様も、何とも言えず美しい。

学名: Quercus serrata
分類 :ブナ科コナラ属

紅葉番外編 ヤドリギ

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 しばらく続けてきた「2014アダージョの森の紅葉シリーズ」もこのあたりで、置いておくことにする。

 葉がついている間はほとんどわからなかったが、葉が落ちたクマシデの枝に真ん丸い緑色をした塊がある。ヤドリギだ。
 黄色い実が成っている。果肉に粘り気があって、鳥の嘴についたり、糞と一緒に出ても、粘り気がなくならないので木の枝に付着する。
  付着した落葉樹に根を下ろし養分を吸収するという仕掛けだ。その逞しさに驚く。

学名:Viscum album var. coloratum
分類:ヤドリギ科ヤドリギ属

雪を纏った赤岳

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日本列島に真冬並みの寒波が押し寄せてきた。例年ならクリスマスのころから本格的な寒さが訪れるが、今年は12月の初めからきびしい寒さだ。

大阪に選挙やら何やらの用事があり、しばらく戻っていたが、八ヶ岳に帰ってくると、あたりはすっかり冬景色に変わっていた。

と言っても、日本海側とは違って八ヶ岳南麓は、雪は積もっていない。乾いた冷たい風が吹いているだけである。

冬枯れの庭。

ゴシキカズラが赤く染まって地面にしがみついている。

いつも通りに村の中をウォーキングすると、水路には氷がへばりついていた。

南アルプスは、シルエットになって浮かんでいる。

八ヶ岳の頂上には雲がかかっている。

久ぶりに見た赤岳は、雪を纏って威厳に満ちている。

葉の散ってしまった森の中は、驚くほど明るくなった。

今冬シーズン初めての雪となった

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朝7時の外気温はマイナス2℃。ほどなく細かい雪が降り始めた。

少し水っぽい雪だが、昼過ぎには、7、8センチほど積もったであろうか。
あたりは一面の雪景色となった。

今日は、「チャミタクハウス」で、21日の発表会で演奏する曲のピアノ合わせがある。

午後は、それに向けてフルート練習をしていた。演奏曲はグルックの「妖精の踊り」だ。
美しい曲なので、普段から良く吹いているのである程度はこなれているのだが、
暗譜するほどまでには練習ができていない、テンポが不安定、表現力がまだまだだ、などの課題がある。

外の様子を見ていると、どうも雪は止みそうもない。

関係者で連絡を取り合い、どうするか相談した。
結局、「ピアノ合わせは夕刻からなので、帰宅が遅くなると思わぬハプニングも起こりかねない」ということになり、ピアノ合わせを中止
させていただくことにした。

少し残念な気がするが、まだ今シーズン雪道は慣れていないので止むを得ない。
ピアノ合わせは、ぶっつけ本番になるが、果たしてどうなるかな。

雪景色を見ながら過ごす

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今朝はいい天気になった。徐々に曙色に空が染まってきた。

朝7時の気温はマイナス5度と冷え込んでいる。

その後も気温はほとんど上がらなかった。
昼からは、日差しも出てきて明るくなってきた。

清里の道路状況をチェックすると、どうもがちがちに凍っているようだ。
それなら、無理に出かけることもないので、終日家の中でいることにした。

運動不足になるといけないので、you tubeの「ラジオ体操第1、第2」を見ながら身体を動かす。
これだけでも、体のあちこちの筋が伸びて気持ちがいい。
それにしても、「柔らかく」「曲げる」などがなかなかできない。

 ラジオ体操第1・第2

雪道ウォーキング

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今朝もいい天気になった。7時の気温は、マイナス7℃。その後も、あまり上がらず最高気温はマイナス2℃どまりだった。

家の中にいても運動不足になるので、いつものウォーキングに出る。

庭は一面の雪だ。

いつもなら南アルプスが眼前に広がるところだが、今日は雲の中だ。


しばらく行くと由緒のある日吉神社に出る。


村の道の雪はすっかり融けている。


アダージョの森に戻ってきた。


入り口付近は、たっぷりの雪に覆われている。

少し前にハイキングしている人たちがいて、その方が、ハイキング道と思って入ってきた踏み跡が残っている。

歩きはじめは寒かったが、1時間弱歩いて戻ると体がホクホクに温まっていた。


朝焼けの八ヶ岳

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今朝は、雲一つない青空になった。その分、ぐっと冷え込んで、朝6時30分の外気温はマイナス9℃だ。

7時前になると、山々が朝焼けに輝きだしてきた。

南アルプスは夜明け前の静けさを漂わせている。


八ヶ岳は明るい朱色に輝いている。

午後から、ウォーキングに出る。八ヶ岳はすっかり表情を変え、なんとなく若やいだ感じだ。

強い日差しで雪は少し融けてきたが、あたりの畑はまだまだ雪景色だ。


八ヶ岳歩こう会の皆さんがやってきた

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清里地区においては、三社まいりといって雨乞いを八ヶ岳権現社に、晴天を日吉神社に、暴風雨よけを風の三郎社にそれぞれ部落の代表が毎日当番で持参していたという歴史がある。

今日はそのコースを「八ヶ岳歩こう会」の皆さんが、ハイキングにやって来た。
アダージョの森は、「雨乞い」をお祈りする、八ヶ岳権現神社(「五幹の松」と名付けられ大きな赤松の根元に祠がある)と「晴天」をお祈りする日吉神社の間にある。

それで、皆さん方がハイキングの道すがらアダージョの森にやってきたのだ。事務局長をされているペンション「ペアハット」のTさんがおっしゃるのでは、昨日下見のためにこちらに来たということだ。それで、昨日の「足跡」の謎が解けた。

いつもお世話になっている地元のAさんが一行の案内役をされていた。お忙しい中、よくやっておられると感心することしきりだ。

フルート教室のクリスマス会

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今日は拙宅で私が習っている鈴木フルート教室のクリスマス会があった。

題して「ちゃみたくハウスのムジーク・シューレ おとなのクリスマス会」。

第1部は発表会だ。

まずフルート三重奏で「アロハオエ」「魅惑のワルツ」「一週間」「故郷」
続いて二重奏は「旅愁」「モーツァルトの子守歌」「翼をください」

その後、メインのソロ演奏だ。

Fさんは、「ふるさと」「ハレルヤ」を演奏した。この1年で素晴らしく上達した。
続いてYさんの「間奏曲(カヴァレリア・ルスティカーナより)」「E・バッハの無伴奏ソナタ 第1楽章」、この演奏がよかった。
そして私の「精霊の踊り」。実はピアノ伴奏の練習会が大雪のため中止になったので、ぶっつけ本番になって、少し慌ててしまった。
自分としては、まずまずの出来だったかな。

その後Sさんと鈴木先生のチマローザの「日本のフルートのためのコンチェルト 第2、3楽章」。
現役の大学オーケストラのメンバーだけに素晴らし演奏だった。

続いて、ちゃみ先生との二重奏「レット・イッツ・ゴー」(アナと雪の女王より)で楽しませてくれた。

講師先生方の演奏はドップラーの「二本のフルートのためのハンガリーの主題による幻想曲」。お二人の息もぴったりで、ぐんぐん曲が進んでいく快感を味わった。

発表会の最後に、全員でモーツァルトの「アヴェ・ベルム・コルプス」を演奏した。美しい響きにみなさん、大いに感動した。
クリスマス会の雰囲気が、俄然高まった曲だった。

第2部は楽しい食事会。皆さんが腕によりをかけて、手作りの料理を持ち寄った。チラシ寿司、キッシュ、サラダ、おでん。
それにワインの差し入れが2本もあった。和気あいあいの語らいが夕方近くまで続き、暗くなる前に散会した。

 

輝く山々

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今朝は、空が赤く色づいて不思議な感じだった。

庭の雪もほとんど融けてしまった。年末・年始を大阪で過ごすことになり、アダージョの森を後にする。

牧場通りから見た八ヶ岳。

八ヶ岳高原大橋からみた八ヶ岳は大きく広がっている。

反対側には南アルプスも大きく迫ってくる。

橋の向こうには富士が悠然と佇んでいた。

中央高速諏訪SAで昼食を取る。

こちらから見た八ヶ岳は横に美しく連なっている。

諏訪湖は空の青さを写して美しい。

ご近所忘年会2014

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今日は、ご近所の方々との忘年会だ。いつものIさん宅に午後4時半、4家族8人が揃った。

料理はそれぞれ持ち寄りで、気楽に且つリーズナブルに行おうということになった。

ずらっと料理が並んだところで、恒例のMさんから、2014年1年を振り返っての挨拶があった。

何はともあれ、来年も健康で元気に楽しくやりましょうということで、乾杯!だ。

後は、お孫さんの話、趣味の話、健康の話などどんどん話は進む。書道に励んでおられるIさんの作品を見せていただいた。(残念だが写真を撮り忘れる)

今夜のメイン料理は、すき焼きだ。最近すき焼きを食べていなかったので、久しぶりに食べるとやはり美味しいこと。

料理が終わってからは、ケーキとコーヒー、フルーツなどを楽しんで、9時過ぎにお開きとなった。

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