サワフタギ~春には白い花、秋には瑠璃色の実
森の日当たりのいいところにサワフタギが咲いている。 ひとつ一つの花は小さいがよく見ると可愛く美しい 大きな虫がついているのでぎょっとする サワフタギという名前は、沢を塞ぐように咲くことから来ている 秋には瑠璃色の美しい実をつける サワフタギ(沢蓋木)ハイノキ科 ハイノキ属の落葉低木別名:ルリミノウシコソシ、ニシゴリ学名:Symplocos chinesis var. leucocarpa...
View Articleヤマツツジ 初夏の森を赤く染める
初夏の八ヶ岳の森を赤く染めるのは、ヤマツツジ 赤というよりは朱色だ 白樺と相性がいい このオトコヨウゾメの白い小花との競演も美しい 明るい進入路を覆うように咲くヤマツツジ ヤマツツジ(山躑躅) 学名:Rhododendron kaempferiツツジ科 ツツジ属
View Articleオオニソガラム~ベツレヘムの星と呼ばれる
白い花が好きなので、我が家の庭にではいつしか増えてきた。 このベツレヘムの星もきりっとした6つの星形と純白の花びらが美しい。 「ベツレヘムの星」とはキリスト誕生の夜に輝いたといわれる星で、キリスト教の逸話がある。その美しさに因んで名づけられたという。 花友さんから頂いたのはずいぶん前になり、株分けして庭のいろんなところで育てている。 初夏の雑木林にそれらが一斉に咲きだした...
View Articleエリトリキウムカナム ワスレナグサ
エリトリキウム カナムという花に初めて出会った。 新型コロナウィルスにより、良く行くパノラマ市場がしばらく閉店していたが、ようやく開店したので早速出かけると、この花に出会った。 エリトリキウム カナム ハイブリッド ベビーブルー という名前もあるそうだ。 鮮やかなブルーが気に入ってすぐに買ってしまった。 ワスレナグサによく似た花だが、心持花が大きそうだ。...
View Articleカマツカとカンボク 初夏の白い花と秋の赤い実
初夏の雑木林には白い花を着ける樹木が多いがそのうちの二つを紹介しよう。二つとも秋には赤い実が成るので、年に2回楽しめる。 これはカマツカ。5枚の小さな花びらは少し離れていて、雄蕊の点が散らばっている。一つ一つは可愛い花だ。 固い木なので鎌の柄に使われてきたので、「牛殺し」という別名もある。 カマツカ(鎌柄) 学名:Pourthiaea villosa var. laevis別名:牛殺しバラ科...
View Articleブルーの花たち
白に続いて、ブルーの花も大好きだ。初夏に咲くブルーの花たちを紹介しよう。 これは、アムソニア、日本のチョウジソウではなくアメリカからやってきた品種だ。ホソバチョウジソウかヤナギバチョウジソウの品種があるというが、区別は出来ない。 アムソニア 学名:Amsonia angustifoliaキョウチクトウ科 アムソニア属 星形の青紫色の花が美しい。...
View Article初夏のホスタ
庭のホスタ類がぐんぐん大きくなってきた。前回に報告した品種以外のホスタを紹介しよう。 これはホスタ・サガエ 年々巨大化してきて迫力満点だ。 これは日本が誇る素晴らしいホスタで、おぎはら植物園では次のように説明されている。...
View Articleレンゲツツジ~八ヶ岳高原を朱色に染める
ヤマツツジとともに森の中を朱色に染めているのはレンゲツツジ 学名:Rhododendron molle subsp. japonicumツツジ科 ツツジ属 「落葉樹ですが、最近の研究から同じ落葉性のヤマツツジよりも、常緑性のシャクナゲに近い仲間であることがわかっています。」(趣味の園芸より) つぼみの様子が蓮華=蓮(ハス)に見えることから名付けられたという。 明るい朱色の個体...
View Articleアルケミラモリス~聖母マリアのマント
南側の庭にアルケミラ・モリスが咲き始めた。 葉の形が聖母マリアのマントを思わせることから「レディースマントル」とも呼ばれる。こちらの名前の方が覚えやすいのではないかな。 なんといってもこの葉の上に止まる露が美しい。葉の表面が細かい毛におおわれていて、水をはじくからだ。朝の光が当たるとキラキラ輝いて美しい。 何とも言えない柔らかい質感の葉が、これから大きくなって、こんもりと広がる。...
View Articleツリバナ~秋には赤い実がぶら下がる
雑木林にツリバナが可愛い花をぶら下げている。 直径1センチほどの極く小さい花だが、5枚の花弁がある。よく似たマユミは、4枚だ。 花や果実を吊り下げることから、漢字で書くと「吊花」と書く。 これが少しの風でも揺れる姿が何とも表現できないほど美しい。 ご覧の通り、春はびっしりと花がついているのだが、秋の赤い実ができるころには大分落ちてしまうのが残念だ。...
View Articleイングリッシュ・ローズガーデンを訪ねる
昨日、大阪泉南にある、「イングリッシュ・ローズガーデン」を訪ねてきた。丁度、近畿地方は、今日梅雨入りしたところで、雨が降ったりやんだりしている。 ショップは閉店中で、雨模様ということもあり、私たち夫婦以外には誰も来客はなかった。 事務所の壁には、花数を落としたガートルード・ジェキルが咲いていた。...
View Articleイングリッシュローズガーデン~続き
昨日に続き、イングリッシュローズガーデンで咲いていたバラの一部を紹介しよう。 鮫島由美子さんのウエルナーの「野ばら」を聴きながら、ご覧ください。 1スノーグース 一番奥に壁面があり、そこに咲いていた。 2アブラハムダービー よく知られたバラだが、今回改めてその美しさに惹かれた。 3キューガーデン 端正で素朴な美しさは、名前に恥じない 4デズデモーナ...
View Articleシジュウカラの子育て
中庭に生えているウワミズザクラに昨年の春、鳥小屋を設置したが、長い間新築未入居になっていた。 ところが、この春から、シジュウカラが何度か、「物件の下見」に訪れていたので、ひょっとすると、今年は入ってくれるかなと楽しみにしていた。 子育て中と思われる様子を撮影することができた。 餌を咥えて鳥小屋の入り口で待機するシジュウカラ 小屋の中に入っていってからしばらくすると、顔を出した。...
View Article高原の夏を彩るニッコウキスゲが満開になった
梅雨の晴れ間が訪れると、庭は俄然活気づいてきた。 高原の夏を代表するニッコウキスゲが満開近くなってきた。 白い花はオルレイヤ、ピンクはムシトリナデシコ ピンクのリナリアも咲き始めた 鮮やかな色の対比、黄色のオノテラと銅葉のリシマキア・ファイア―クラッカー 西側から見たところ 手前はムラサキセンダイハギ 右手の白い花は、ノイバラ
View Article小屋の周りを彩るニュードーン
これまで、雑木林と山野草が中心の庭づくりを進めてきたが、花友達からバラ苗を頂きながら、少しバラも育てるようになってきた。 これはニュードーン(1930年 アメリカ つるバラ) 実際はもう少し白いピンクだ。 蕾の時から美しい 今年の冬に小屋の壁にワイヤーを張り枝を誘引した。少し小屋の壁との間が狭すぎて、バラには窮屈そうなので、次はもう少し、隙間を広げることにしよう。...
View Article6月に咲き始めたバラたち
6月の庭で咲き始めたバラをまとめて紹介しよう。何度も書いているが、これまでバラを育ててこなかったので、ほとんどが今年デビューするバラばかりだ。まだ、個体は小さく、樹勢も弱いので、本来の美しさは出せていない。これからの愉しみとしておこう。 アイスバーグ なんとも美しい色合いだ。ツルではない品種 イングリッド・バーグマン 鮮やかな赤色が強烈だ まだまだ苗が小さいのでこれからの成長に期待したい。...
View Article大泉のグリーングラスガーデンを訪ねる
毎年この時期に訪ねる大泉のグリーングラスガーデンを今年も訪れた。 一時はオープンガーデンもされ、園芸雑誌にも何回か掲載された美しい庭だが、今はオープンガーデンはされていないが、特別にお願いして見せていただくことになった。 丁度、梅雨の晴れ間で、強い日差しもなく、快適に庭を歩くことができた。 何といってもこの3棟続くパーゴラの道が素晴らしい。 新しく、チップが敷かれている。 ボニーが咲き乱れている...
View Articleコアジサイ~梅雨時の森に清楚に香る
アジサイの季節がやってきた。 八ケ岳の森の中で、特に注目されるのはコアジサイ。 この品種は、いわゆる装飾花はなく、アジサイの花だけがそのまま咲いているという形を取る。 コアジサイ 学名:Hydrangea hirta アジサイ科 アジサイ属 株により花の色調が微かに違い、青色が濃いものから白に近いものまで様々な色合いが見られる。...
View Article南アルプス~八ヶ岳 久しぶりの眺め
今朝起きてみると、空がすっきりと晴れ渡っている。久しぶりのいい天気になった。 5時前の気温は12℃、少し肌寒いくらいだ。森から外に出て、山々の景色を撮りに出る。 南アルプス甲斐駒岳、北岳、地蔵岳の山並みが堂々として浮かんでいる。...
View Article梅雨時に咲く庭の花たち
今日は梅雨らしい雨が降り続いていて庭作業ができないので、庭で咲いている花たちのを少し紹介しよう。 アリウム・カエルレウム 学名:Allium caeruleum 別名:アズレウム ユリ科 細い茎がスクッと立ち上がってきた先に青色の花をつける。花数が少ないので、思っていたよりは寂しい感じがする。 タマネギと同じ仲間とのことだ。 エレムルス...
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